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  自然の建材
  
  日本の家は木や土、紙といった自然素材でつくられてきました。

  自然の材料は家に予想以上の穏やかな気候条件をつくってくれます。

 ジメジメ季節にはカラリとした空気をプレゼントしてくれ、冬のカラカラの

 時期には逆の調湿性があります。目に優しい自然の色合いや風合いなど、心に

 も体にも気持ちいい条件をつくってくれるのです。化学的につくられた建材は

 そのような性格を持つものは少なく、逆に化学物質(VOC)など体に悪い気体を

 空気中に放散しています。 


  健康建材
  土、木、紙、漆など昔から使われているものだけでなく、新しい技術が

 プラスされてより健康的でない建材が多く出まわりつつあります。ただ世

 の中ではその利点だけが強調されて、危険なことは無視されて宣伝され、

 使ってみるとかえって体に悪いものだったりするものが多くあります。

 消費者の研究も不可欠な時期ですが、そのようなことが普通にできるので

 しょうか?やはり信頼できるネットワークをつくる(見つける)ことが大切

 です。専門的な知識を持った設計事務所であれば、安くて安心できる建材の

 知識のノウハウを使って、客観的に良いものを選択してくれるはずです。
 

SEAarchで使っている建材

  壁: JIS等級F☆☆☆☆の最高レベルを獲得し、ホルムアルデヒドを

    ほとんど含まない壁紙を使用しています。ビニールクロスの場合、

    外の湿度の影響を受けやすく結露しやすいため、吸放湿性に優れ、

    人にも環境に対しても負担の少ないものを厳選しています。

    また、左官材の珪藻土やSEAarch特製ブレンドの左官材(F☆☆☆☆)を

    土壁に使用しています。
 
 塗料:
リボス社のカルデットや桐油など、天然成分や身体に害の少ない進展

    材を使用しています

    木目もきれいに見え、塗った後も木が呼吸し耐久性が増す効果も

    あります。


   
  木について

 木造住宅を建てるならば日本で育った木がこの国の気候に一番合っています。

木は伐られた後、生きてきた時と同じくらいの間生き続けるといわれています。

日本の森は、特に里山では木が使われて初めて元気になる山が多いのです。

SEAarchでは産直で木材を使わせてもらっています。どこで育った木がどのように

使われるか、素性のはっきりした木は丈夫で健康的な家を提供してくれると同時

に都市に豊かな水や酸素や潤いをくれています。

再利用のきく木材は計画的に伐採していくことで安定した価格にもなります。

国産材は高いとか木は環境のために伐ってはいけないものなど誤解をとって、

上手な使い方をしてあげましょう。

 
○木の効果

  木には調湿気作用があり、湿度が高いときには湿気を吸い、低いときには

 吐いて湿度を 一定に保つ働きがあります。

   また日本人は昔から木の持つフィトンチットの効果を利用して生活して

 きました。


○SEAarchで使っている建材

  天井:天竜産の無垢の杉板を使用しています。

  床:無垢
のナラのフローリングに桐油を塗って使用しています。

  
健康で安全な建材のみを使用しているので「旗の台の家」でホルムアルデヒ

  ドの濃度を計測した結果厚生労働省の基準値を下回るよい結果が出ました。
 
  ホルムアルデヒド濃度測定結果はこちらへ
 

  土について


○珪藻土

 
珪藻という植物プランクトンの死骸が化石化してできたもので、珪藻の種類

 によって淡水層と海水層に分類できます。珪藻には無数の孔があり、その孔

 の内側にさらに細かな孔で形成されています。弱酸性。吸収、吸着、調質性

 に優れています。1700度の温度にも耐え、吸音効果もあります。

 珪藻土の調湿作用によって得られる効果

・湿度を一定に保つ働きがあり、冬は暖かく、夏涼しく過ごせます。

・ダニ、カビ、タバコの煙など空気を清浄する機能があり、アトピーやアレル

 ギーのある方も安心してお使いいただけます。

・処分する際、土に還るので環境を汚染しません。

バラの塗壁ワークッショップに使用)


○石こう

 
硫酸カルシウム2水塩のことで天然鉱物です。中性物質なので人体などへの

 刺激性、毒性が少なく食品にも使用できます。また土壌改良効果、肥料効果

 もあります。(バラの塗壁ワークッショップに使用)


○消石灰

 天然の石灰石、貝殻を焼いて生石灰にします。この消石灰に水を混ぜると

 水酸化カルシウムができます。(この時、生石灰は消化という化学反応を

 起こします。)水酸化カルシウムを乾燥させた粉末が消石灰です。


○漆喰

 
消石灰に砂、糊、スサを加えたもののことで、日本古来から壁材として使用

 されています。白色だけでなく色粉、色土を混ぜて色漆喰も作れます。種類

 が豊富で調質性、吸収性、防火性に優れています。水質改善、大気汚染の

 防止など環境保全に多く利用できる素材です。

 漆喰の種類

・本漆喰
   粉状石灰と海草糊、麻をコテで圧縮して仕上げたもの。

・土佐漆喰
   粉状石灰に発酵した藁を混ぜたもの。(白鳥邸で使用しました)

・大津壁
   石灰と色土を混ぜたもの。

・紙すさ漆喰
   粉状漆喰と海草糊、紙を混ぜコテで圧縮して仕上げたもの。

・沖縄漆喰
   ベース状石灰に細かい砂を入れたもの。

・墨漆喰
   漆喰に墨を混ぜたもの。
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自然素材について